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理学部化学科の座古保教授らの研究が日本分析化学会第64年会の注目発表として「展望とトピックス」に選ばれました

 平成27年9月9日?11日(金)、九州大学伊都キャンパスで開催された日本分析化学会第64年会で、理工学研究科(理学系)環境機能科学専攻(理学部化学科)の座古保教授らの研究「金ナノ粒子凝集を利用した単一クラスター観察によるタンパク質アミロイド凝集体の高感度検出」が注目発表として「展望とトピックス」に選ばれました。
 座古教授らは、理化学研究所?前田バイオ工学研究室との共同研究により、ナノサイズの金ナノ粒子を利用して、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイド凝集を高感度で検出する手法を開発しました。直径40ナノメートルの金粒子をアミロイド凝集に結合させ、光を照射したときの散乱光を暗視野顕微鏡により一分子観察することで、約10pM(ピコ(p)は10-12)のアミロイド凝集を検出することに成功しました。これにより、発症前の早期診断に活用できると期待できます。
 本研究は、平成27年9月10日(木)の日刊工業新聞(25面)でも紹介されました。

日本分析化学会第64年会展望とトピックス(PDFファイル 839KB)