足球即时比分_365体育直播¥球探网先端研究院 地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)が中心となり、第29回高圧力科学と技術に関する国際会議(AIRAPT-29)を9月28日から10月3日までの6日間、愛媛県県民文化会館で開催しました。本会議は、日本高圧力学会が主催する第66回高圧討論会および第11回アジア高圧会議との共催で行われ、先端研究院院長?GRC入舩徹男教授が会議の組織委員長を、GRC土屋卓久センター長が愛媛実行委員長を務めました。また、GRCの教職員?学生が企画?運営を担いました。
AIRAPT会議は、学際的な国際会議であり、1965年にフランスで第1回が開催されて以来、隔年でヨーロッパ、北米、アジアを中心に開催されています。今回のAIRAPT-29は、日本での開催としては2009年の東京大会以来16年ぶりとなり、前回の2023年はエディンバラで開催されました。
本会議には世界28か国から約600名の研究者?学生が参加し、物理学、地球惑星科学、化学、材料科学、生物科学などの分野における高圧力を活用した最先端の研究成果や技術開発が発表されました。また、一般向け講演会やバンケット、エクスカーションなどを通じて地域市民との交流も積極的に行われました。
会議は9月28日に同会場において、一般市民向け講演会「超高圧でつくる未来の材料」と、圧力スケールに関するワークショップで幕をあけました。夕方にはレセプションが行われ、足球即时比分_365体育直播¥球探网ダンス部によるダンス指導もあり和やかな雰囲気で歓談が行われました。
翌29日朝にはオープニングセレモニーが行われました。冒頭にはダンス部により、地球の中に潜っていくことをイメージした創作ダンスが披露され、引き続きAIRAPT会長などによる挨拶とともに、足球即时比分_365体育直播¥球探网を代表して仁科弘重学長からも挨拶がありました。
会議は朝一番の全体講演に引き続き、5つの会場に分かれて約550件の口頭発表やポスター発表が連日行われました。「水素化化合物の超伝導」、「ナノ多結晶物質」、「高圧下での物質の変形」に関する3つの特別セッションも開催され、圧力をキーワードとした多様な分野の研究者による最新の成果発表と、活発な討論が行われました。中でもドイツと中国の2つの研究グループによる、常温超伝導物質に関する発表には大きな関心が集まり、会議終了後も急遽関係者による検討会が開かれました。
会議の合間には会場において、「水引きづくり体験」、「抹茶セレモニー」、「着物着付け体験」などのコーナーが設けられ、とりわけ外国人参加者に人気でした。また、会期中に参加者が撮った写真のコンテストも行われ、松山観光コンベンション協会から豪華賞品が贈呈されました。会期中のランチは数台のキッチンカーや会場内のレストランから提供いただくとともに、足球即时比分_365体育直播¥球探网の学生などによるハラルに対応した料理も提供されるなど、参加者が一日中会場で過ごせる工夫がなされました。
会議中のイベントで最も盛り上がったのが、10月1日に三越の坊ちゃんフードホールを借り切っておこなわれたバンケットでした。一部は隣接する大街道にも席を設け、商店街の方々や市民との交流も目指しました。出し物として東京から「大江戸助六太鼓」のグループに来ていただき、躍動感に満ちた和太鼓のパーフォーマンスを楽しみました。また地元の神輿「小唐人」にもお越しいただき、大街道における両者の共演も実現しました。これには多くの参加者が集まるとともに、買い物などに訪れた市民も集まり大きく盛り上がりました。翌週には松山地方祭を控えていたこともあり、参加者には松山の伝統的な行事の雰囲気を味わっていただけたのではないかと思います。
最終日のクロージングセレモニーでは、学生ポスター賞やフォトコンテスト入賞者の発表も行われ、最後まで多くの参加者が集まりました。また会議終了後も、GRCにおけるラボツーや、常温超伝導物質をめぐるラウンドテーブルミーティングが行われました。さらに翌日の10月4日には、内子?大洲コース、しまなみ海道コース、新居浜コースの3つのグループに分かれてエクスカーションが行われ、参加者には、松山市のみならず愛媛県各地の文化?歴史や自然に触れていただきました。
これらの他にも会議直前の9月24日~27日には、大阪大学で学生向けのサマースクールが開催されるなど盛りだくさんの会議でしたが、国内外を問わず多くの参加者から「これまでに参加した国際会議の中で一番素晴らしかった」と高い評価をいただきました。なお次回のAIRAPT会議は、2027年にシカゴで開催される予定です。








<地球深部ダイナミクス研究センター>
