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沿岸環境科学研究センター(CMES)の田上瑠美准教授が、「日本環境化学会第5回環境化学進歩賞」を受賞しました【7月16日】

足球即时比分_365体育直播¥球探网7年7月16日、沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染?毒性解析部門の田上瑠美准教授が、「日本環境化学会第5回環境化学進歩賞」を受賞しました。受賞業績の題目は「イオン性化合物の生物濃縮性と体内動態および甲状腺ホルモン恒常性や神経伝達物質に対する影響の包括的評価」です。

田上准教授はこれまで、日本やアジア諸国の水圏環境を対象に、医薬品類やPFAS(有機フッ素化合物)をはじめとするイオン性化合物による汚染実態と生態影響の解明に取り組んできました。特に、環境水だけでなく生物試料も対象とした高精度な分析手法を開発し、生物濃縮性や排泄速度に関して新規性の高い重要な科学的知見を数多く報告しています。

さらに、甲状腺ホルモンや神経伝達物質などの内因性物質を精密に測定する分析技術を確立し、甲状腺ホルモン恒常性や中枢神経毒性の評価にも大きく貢献してきました。これらの成果が高く評価され、環境化学分野における将来の発展が期待される若手研究者として、今回の受賞につながりました。

賞状

<沿岸環境科学研究センター>