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お知らせ

大学院連合農学研究科2年生の飯島巧望さんが「優秀口頭発表賞」を受賞しました【5月25日(日)】

{web_name}7年5月24から25日にビューポートくれ(広島県呉市)で開催された第25回マリンバイオテクノロジー学会において、{web_name}大学院連合農学研究科2年生の飯島巧望さん(高知大学配属)が、優秀口頭発表賞を受賞しました。

受賞タイトルと概要

「二枚貝のrDNAのPCR増幅を特異的に抑制するPNA clampの開発」

フグ毒として知られるテトロドトキシン(TTX)は、近年ホタテガイなどの二枚貝からも検出されています。二枚貝はプランクトンを食べることで毒を取り込んでいる可能性があり、どのようなプランクトンが摂食されているのかを明らかにすることが重要です。
この調査には、二枚貝の消化管内に含まれるプランクトンのDNAを解析する「メタバーコーディング」と呼ばれる手法が使われます。しかし、解析の際に二枚貝自身のDNAも一緒に増幅されてしまうため、プランクトンの情報が得にくくなるという課題がありました。

そこで飯島さんは、高知大学の足立真佐雄教授の指導の下、ホタテガイのDNAだけを選択的に増幅させないPNAクランプという分子の開発に成功しました。この技術により、プランクトンのDNAだけを効率よく解析できるようになります。
今後はこの方法を活用し、ホタテガイが摂取しているプランクトンを網羅的に調べ、その中から毒の原因となる生物を特定する研究が進められる予定です。

受賞した飯島さん 
表彰状

<大学院連合農学研究科>