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農学部4年生の青木麻奈さんが「第74回関西畜産学会広島大会」において「優秀発表賞」を受賞しました【11月25日(月)】

足球即时比分_365体育直播¥球探网6年11月25日(月)に、東広島芸術文化ホールで開催された第74回関西畜産学会広島大会において、農学部食料生産学科農業生産学コース4年生の青木麻奈さん(畜産学研究室所属)が、「メチルグリオキサールがニワトリヒナの臓器損傷と酸化ストレスに与える影響」について口頭発表を行い、優れた発表であることが認められ、優秀発表賞を受賞しました。

この研究は、大学院農学研究科食料生産学専攻農業生産学コース2年生の沖野芽衣子さん(畜産学研究室所属)、橘哲也教授、および岩手大学農学部の牧野良輔准教授との共同研究で、糖尿病合併症の原因物質の一つであるメチルグリオキサールがニワトリに与える影響について調べたものです。ニワトリはヒトの二倍以上の血糖値を示す高血糖動物ですが、糖尿病合併症を発症することはほとんどありません。したがって、ニワトリには糖尿病に対する耐性があると考えられていますが、その原因については、ほとんど明らかにされていません。今回の研究により、青木さんはメチルグリオキサールをニワトリヒナに投与しても臓器の損傷が起こりづらいことを発見。さらに、ニワトリヒナが抗酸化能を向上させることでメチルグリオキサールがもたらす酸化ストレスに対抗している可能性を見出しました。

この研究を通して、ニワトリの糖尿病耐性のメカニズムを明らかにし、将来的には、ヒトの糖尿病合併症の予防に貢献することが期待されています。

<農学部?農学研究科>

受賞した青木さん