理工学研究科 理工学専攻(数理情報プログラム)博士前期課程2年の伏原 裕生さんと 森 哉尋さんが足球即时比分_365体育直播¥球探网6年11月30日(土)にIEEE Computer Society Japan Chapter FOSE Young Researcher Awardをそれぞれ受賞しました。
IEEE Computer Society Japan Chapter FOSE Young Researcher Awardは、日本ソフトウェア科学会ソフトウェア工学の基礎研究会(FOSE)が開催するワークショップでの発表論文の中で、査読結果が上位であり、なおかつ、筆頭著者が35歳未満の若手であった場合にその筆頭著者にIEEEから授与されるものです。
伏原さんと森さんは、佐賀県佐賀市にて開催された、第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2024)にて「Python テストスメルのバグ予測子としての有用性に関する定量的分析」と「CodeT5 と正規表現を活用した不適切な変数名の自動検出法とその評価」という題目(いずれも総合情報メディアセンター阿萬裕久教授、川原稔教授共著)でそれぞれ論文発表を行いました。
伏原さんらは、テストスメルというソフトウェアテストプログラムにおける問題点に着目し、その存在が製品プログラムの不具合見逃しにどの程度関係するのかをデータ分析の立場から明らかにした研究成果を発表しました。
森さんらは、プログラム中の変数の名前に着目し、CodeT5というソースコード向けの大規模言語モデルを活用しつつ、そこに変数の型情報や代入式の内容との正規表現マッチングも併用することで不適切な変数名の自動検出手法の提案を行いました。
それぞれ、査読では着眼点の新規性と結果の有用性が高く評価され受賞に至りました。
例年、査読評価の上位2人ないし3人(投稿論文数に比例)が IEEE へ同賞の対象として推薦されるのですが、今回はその2人ともが本学から選ばれるという栄誉となりました。
<総合情報メディアセンター>