お知らせ

大学院理工学研究科の松田悠莉さんが「第32回環境化学討論会」において優秀発表賞(Springer Nature賞)を受賞しました【7月5日(金)】

沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染?毒性解析部門の松田 悠莉さん(大学院理工学研究科博士前期課程2年生)が「優秀発表賞(Springer Nature賞)」を受賞しました。

同賞は、足球即时比分_365体育直播¥球探网6年7月2日(火)~7月5日(金)に開催された「第32回環境化学討論会(第3回環境化学物質合同大会)」においてのポスター発表が評価されたものです。

松田さんの発表演題は、「ヒト肝S9画分を用いたin vitro試験と機器分析による有機リン系難燃剤の代謝物同定」で、沿岸環境科学研究センターの国末達也教授、田上瑠美准教授の指導の下で取り組んだ研究成果の発表です。

松田さんの研究では、国内の室内ダストから高濃度検出されており、ダストからの消化管吸収率が高く健康リスクが懸念されている有機リン系難燃剤(OPFRs)を対象にヒト肝S9画分を用いて代謝試験を実施し、先端機器によるノンターゲット分析から主要代謝物を明らかにしたものです。本研究結果から、これまでヒトのOPFRs曝露量の推算に用いられてきた代謝物は主要ではなく、親化合物にヒドロキシ基が付加した化合物が主要代謝物であることが判明し、今後、信頼性のあるヒト曝露量を見積もる上で重要な知見を提示した点が評価され受賞に至りました。

受賞した松田さん
賞状と盾

本大会では、沿岸環境化学研究センター(CMES)の化学汚染?毒性解析部門環境化学研究室に所属する学生5人が「優秀発表賞」を受賞しました。以下のリンク先から、他の学生の受賞についてもご覧いただけます。是非、ご覧ください。

<沿岸環境科学研究センター>