沿岸環境科学研究センター（CMES）化学汚染?毒性解析部門の佐藤 愛佳さん（大学院理工学研究科博士前期課程2年生）が「優秀発表賞（Springer Nature賞）」を受賞しました。
同賞は、足球即时比分_365体育直播￥球探网6年7月2日（火）～7月5日（金）に開催された「第32回環境化学討論会（第3回環境化学物質合同大会）」においてのポスター発表が評価されたものです。
佐藤さんの発表演題は、「有機フッ素化合物(PFAS)によるイヌ?ネコ用ドライペットフードの汚染実態」で、沿岸環境科学研究センターの野見山桂准教授、田上瑠美准教授の指導の下で取り組んだ研究成果の発表です。
佐藤さんの研究では、ドライペットフードにおける有機フッ素化合物(PFAS)の汚染実態を明らかにし、原材料別?原産国別の特徴に焦点を当て解析を行いました。PFASは生物濃縮されるため、魚介類?肉類を原材料に含むペットフードからPFASが検出されました。特に魚介類を含むペットフードでPFAS濃度が高くなる傾向を示した点と、日本産のペットフードのみ中国由来のPFASが検出されたことから、ペットフードの原材料に中国産の食品を使用している可能性や日本近海の魚介類が汚染されている可能性を示唆した点が評価され受賞に至りました。
本大会では、沿岸環境化学研究センター（CMES）の化学汚染?毒性解析部門環境化学研究室に所属する学生5人が「優秀発表賞」を受賞しました。以下のリンク先から、他の学生の受賞についてもご覧いただけます。是非、ご覧ください。
＜沿岸環境科学研究センター＞