沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染?毒性解析部門の桒原萌葉さん(大学院理工学研究科博士前期課程1年生)が「優秀発表賞(RSC賞)」を受賞しました。
同賞は、足球即时比分_365体育直播¥球探网6年7月2日(火)~7月5日(金)に開催された「第32回環境化学討論会(第3回環境化学物質合同大会)」においてのポスター発表が評価されたものです。
桒原さんの発表演題は、「消しゴム等製品中の可塑剤の定性?定量および暴露リスク評価」で、龍谷大学および沿岸環境科学研究センターの野見山桂准教授の指導の下で取り組んだ研究成果の発表です。
桒原さんの研究では、消しゴムにおいて内分泌かく乱作用の懸念があるフタル酸エステル類(PAEs)の包括的な濃度調査が僅少である背景より、国内で流通している消しゴム35種を対象とし、PAEsとその他可塑剤の定性?定量および使用時の曝露リスク評価に取り組みました。その結果、PAEsであるDEHP、DnBPとその他可塑剤でPAEs代替物として使用されるATBC、DEHA、DINCHが消しゴム中から高濃度で検出されました。また曝露リスク評価により、高濃度で検出された物質による曝露リスクが存在する可能性が示されました。この研究成果が高く評価され受賞に至りました。
本大会では、沿岸環境化学研究センター(CMES)の化学汚染?毒性解析部門環境化学研究室に所属する学生5人が「優秀発表賞」を受賞しました。以下のリンク先から、他の学生の受賞についてもご覧いただけます。是非、ご覧ください。
<沿岸環境科学研究センター>