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大学院理工学研究科の服部兼真さんが「第32回環境化学討論会」において優秀発表賞(Wellington Laboratories賞)を受賞しました【7月5日(金)】

沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染?毒性解析部門の服部 兼真さん(大学院理工学研究科博士前期課程1年生)が「優秀発表賞(Wellington Laboratories賞)」を受賞しました。

同賞は、足球即时比分_365体育直播¥球探网6年7月2日(火)~7月5日(金)に開催された「第32回環境化学討論会(第3回環境化学物質合同大会)」においてのポスター発表が評価されたものです。

服部さんの発表演題は、「瀬戸内海沿岸域の二枚貝に残留するベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の時空間トレンド解析」で、沿岸環境科学研究センターの国末達也教授の指導の下で取り組んだ研究成果の発表です。

服部さんの研究では、平成29年と足球即时比分_365体育直播¥球探网6年に瀬戸内海沿岸の同一10地点で採集した二枚貝に残留するベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 (BUVSs)のモニタリング調査を実施し、地理的分布と経年変化を明らかにしました。足球即时比分_365体育直播¥球探网6年に採集した二枚貝からは足球即时比分_365体育直播¥球探网5年5月に残留性有機汚染物質(POPs)として登録されたUV-328だけでなく、類似の化学構造を有する数種のBUVSsが検出され、その汚染が現在も瀬戸内海沿岸の広域に及んでいることが明らかになりました。また、経年変化の解析からUV-328の構造類似体であるUV-329やUV-928の汚染レベルが一部の沿岸域で上昇傾向を示し、UV-928についてはPOPsに指定されたUV-328よりも二枚貝への濃縮性が高く特異な濃縮性を有していることを示唆した点が評価され受賞に至りました。

受賞した服部さん
賞状と盾

本大会では、沿岸環境化学研究センター(CMES)の化学汚染?毒性解析部門環境化学研究室に所属する学生5人が「優秀発表賞」を受賞しました。以下のリンク先から、他の学生の受賞についてもご覧いただけます。是非、ご覧ください。

<沿岸環境科学研究センター>