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法文学部人文社会学科2年生の佐田彩歌さんが韓国文学読書感想文コンテストで優秀賞を受賞しました【11月17日】

 平成30年11月17日(日)、法文学部人文社会学科2年生の佐田彩歌さんが、第10回韓国文学読書感想文コンテスト(主催:福岡大学人文学部東アジア地域言語学科、共催:韓国文学翻訳院、後援:駐日韓国大使館韓国文化院)で優秀賞に選ばれ、福岡大学中央図書館多目的ホールにて行われた表彰式で賞が授与されました。

 佐田さんは、課題図書の一冊である『ギリシャ語の時間』(ハン?ガン著。ハン?ガンは、ブッカー国際賞という権威ある文学賞をアジアで初めて受賞している)で、「今を生きる私たち」というタイトルの感想文を書きました。審査講評では、この感想文が、著者の他の作品と適度に対比しながら、「言葉というものが人を傷つけることもあれば人を救うこともある」ということばの持つ二面性を丹念に読み取り、ヘイトスピーチの攻撃を受ける在日朝鮮人や、性的マイノリティに対する偏見など現代日本社会の問題点とリンクさせ、深く掘り下げて述べた点が高く評価されました。

 「韓国文学読書感想文コンテスト」は、韓国文学翻訳院が、世界各地で韓国文学が親しまれることを企図し、世界の国々?地域で現地の主な韓国語教育機関や出版社との協力の下、毎年開催しています。2005年、3カ国で始まったこのコンテストは年々拡大し、今では日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ベトナム、台湾など16カ国20地域で開催されています(日本での開催は2009年の初開催以来)。

<法文学部>