平成20年6月18日(水)、地球深部ダイナミクス研究センターを中心とした「先進的実験と理論による地球深部物質学拠点」(拠点リーダー:入舩徹男地球深部ダイナミクス研究センター長)が、文部科学省の平成20年度グローバルCOEプログラムに採択され、記者会見を行いました。?
グローバルCOEプログラムは、21世紀COEプログラムの基本的な考え方を継承しつつ、世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする人材育成を図るため、国際競争力のある大学づくりを推進することを目的としています。
? 本学は、平成14年度に沿岸環境科学研究センターを中心とした「沿岸環境科学研究拠点」が21世紀COEに採択され、5年間で多大な成果を上げてきました。そして、平成19年には、同センターを中心とした「化学物質の環境科学教育研究拠点」が採択されたところであり、2年連続です。
今回は、国立大学から211件の申請があり、採択されたのは55件で、中四国では2大学のみです。
地球深部ダイナミクス研究センターは、入舩センター長が平成19年6月にフンボルト賞を受賞、平成20年2月にマントル遷移層の構成成分を解明するなど、世界トップレベルの研究水準を持っており、世界的な教育研究拠点形成が期待できることが採択理由の1つです。
大学本部第4会議室で行った記者会見で、小松正幸学長は、「学部横断的に優れた研究者を集めてセンターを作った成果が表れてきている。その研究成果が認知されてきたということになる。」と喜びを語りました。
記者会見後は、総合研究棟1に場所を移し、入舩センター長が、住友電工エレクトロニクス?材料研究所との共同研究で製造に成功した人工ダイヤモンドなどについて説明を行いました。
なお、今回の記者会見では、本学におけるテニュアトラック制度である、上級研究員センターの新設による人材育成体制ついても、あわせて発表しました。
この制度は、前述の2センターに無細胞生命科学工学研究センターを加えた3センターにおいて、平成20年度科学技術振興調整費(若手研究者の自立的研究環境整備促進)により、博士号を取得した若手研究者を上級研究員として採用し、独立した研究環境や学生を教育する機会を与え、次代の先端研究のリーダーとなる人材を養成するものです。そして、5年間の成果によりテニュア資格を得た研究者は、准教授等として採用されます。
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広報室