平成20年5月27(火)防災情報研究センターは、地盤工学会四国支部及び落石対策工法研究会と共催で、高知県南国市において落石防護ネット重錘衝突公開実験を実施しました。
今回の公開実験は、防災情報研究センター等が開発を進めている落石防護ネットのエネルギー吸収特性及び性能評価を目的としたものです。同ネットに700kgf及び1,000kgfの重錘を、落下高さ20mで衝突させる実大規模の重錘衝突実験で、防護ネットの変位やロープ張力等を観測しました。
この落石防護ネットは、支柱間隔を従来のものと比べて10倍程度まで任意に長くでき、また、横ロープに特殊なエネルギー吸収装置を装着することにより従来のものよりも数倍のエネルギー吸収を可能としています。これにより大幅なコスト縮減がはかれます。
今後、これらの観測データを詳細に解析し、実用化を目指します。
実験には全国から300人を超える参加があり、関心の高さを伺わせました。
広報室