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大学院理工学研究科博士後期課程1年生の沖 光脩さんが「第111回有機合成シンポジウム」でポスター賞を受賞しました【6月9日(金)】

 平成29年6月8日(木)~9日(金)に岡山大学 創立五十周年記念館(岡山県岡山市)で開催された第111回有機合成シンポジウムで、大学院理工学研究科博士後期課程1年生の沖 光脩さん(有機化学研究室)が、ポスター発表で優秀ポスター賞を受賞しました。
 このポスター賞は、本シンポジウムでポスター発表を行った学生の中から選出されるもので、今回は、65件のポスター発表の中から6件選出されました。
 今回受賞した研究は、「SNAr反応を用いた含窒素湾曲π共役系化合物の合成」です。近年、有機合成による湾曲したナノグラフェンの創製は重要な研究領域となっており、その中でもヘテロ原子を導入した分子の合成に興味が持たれています。沖さんは、窒素原子を含む平面有機π電子系化合物の一つであるアザコロネンをより大きくした拡張アザコロネン類の短工程での合成に成功し、その湾曲した構造と基礎物性を明らかにしました。この研究成果及び発表での質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。

?賞状の写真です

<大学院理工学研究科>