平成19年10月27日(土)、農学部附属演習林米野々森林研究センターで、森林体験イベント「森にあふれる音を聞こう!!森の音をつくろう!!」を開催しました。
このイベントは、森林環境教育を視覚障害者とともに学ぶことを目的に、小林修農学部講師と農学部学生、演習林のスタッフが企画?運営しており、2回で1セットのイベントです。8月に行った第1回「音を聴く演習林ツアー」では、森の音を聴き、第2回で行う楽器作りの材料集めも兼ねて伐倒と枝払いを行いました。
第2回となったこの日は、第1回の噂を聞きつけた人も参加し、前回の2倍となる約50人が集まりました。また、全国各地から森林環境教育研究の研究者も訪れ、一緒に参加しました。自己紹介のあと、早速外に出て、アイスブレイクとして「森を感じてみよう」という掛け声とともに、深呼吸をしたり、耳を澄ませて葉の揺れる音などを聞きました。
その後、学生が用意したマラカス、ギロ、木琴、笛、木の太鼓の5種類の楽器の音色だけを聞き、どの楽器を作りたいか決めました。学生スタッフからは、作業場や道具の使い方の説明のほか、前回集めてきた木がどのようにして今回の材料になったか、木に触れたり、香りをかぎながら説明がありました。楽器作りでは、木の硬さに悪戦苦闘しながら、協力して作業を進めていました。
お昼ご飯は、「秋の味覚堪能メニュー」と名付けられた学生スタッフ手作りの栗ご飯といもたき、それとゆで栗を参加者全員でいただきました。いもたきは、美味しさも然ることながら、肌寒かったこの日にはちょうどよく、あちこちで「美味しい」という声が聞こえました。
食後は残りの作業を行い、いよいよ演奏会が始まりました。演奏会には、足球即时比分_365体育直播¥球探网交響楽団から4人の学生が駆けつけ、花を添えました。参加者はできたての楽器を「森の音楽会」の歌声に合わせて披露しました。そして、閉会式では全員に認定書が贈られ、認定書を受け取った参加者からは、「本当に楽しかった。」「次の企画も楽しみにしています。」「何よりご飯が美味しかったです。」など、思い思いに楽しんだ様子が伺えました。
広報室?