平成19年9月11日(火)総合情報メディアセンターメディアホールにおいて、教職員?学生を対象に、安全衛生管理室と総合健康センターの共催による第3回「救命救急講習会」を開催しました。
私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気に襲われるか予測ができません。この講習会では、松山中央消防署の救急隊員をお迎えし、誰でもとっさに応急処置することができるよう、人形を使って判りやすく指導していただきました。
この講習会には、各部局の教職員及び学生35人が参加し、はじめに岡田吉彦安全衛生管理室長が、講師の松山中央消防署救急隊大塚憲明氏と広谷亮一氏の紹介と開催の挨拶を行いました。
引き続いて大塚氏が演壇に立ち、関西の高校野球部で起きた不幸な死亡事故の例を紹介し、AED(自動体外式除細動器)をいかに早く使うことが必要であるか、応急手当がいかに重要であるかを説明しました。また、心臓が停止し血液が流れないと4分?5分で脳などに重大な影響を与えることや松山市の救急車は現場到着まで平均約6分かかっている現状を説明し、救急車を待つことなく少しでも早く応急措置をしてほしい、また、今日習ったことは自分を救ってもらうことにもなるので、家族や周辺の人達にも教えてほしいと話しました。
続いて人形を使用した心肺蘇生法に移り、参加者は8班に分かれて実習を行いました。その手順は、(1)倒れている人を見つけると2次災害の危険がないか確認します。(2)その人の反応を確認して救急車とAEDを探してくれるよう周りの人に指示します。(3)反応が無い場合は人工呼吸と心臓マッサージを行います。(4)AEDが届くと、両方を使って措置します。
参加者は、ぎこちない動きながらも大きな声を出して真剣に取り組み、「強く、早く、絶え間なく」の教えを胸に、実習に励みました。
この後、止血法や異物除去法などの指導を受けた参加者は、即席ながら自信に満ちた救急隊員の顔になっていました。?
広報室