総合情報メディアセンターの阿萬裕久准教授が、平成29年3月13日(月)に東京都で開催された国際会議IWESEP2017(The 8th IEEE International Workshop on Empirical Software? Engineering in Practice)にて、 「A Health Index of Open Source Projects Focusing on Pareto Distribution of Developer’s Contribution」 (訳:開発者貢献度のパレート分布に着目したオープンソースプロジェクトの健全性指標)という題目(同センター川原稔教授、理工学研究科D2 Aji Ery Burhandenny さん、岡山県立大学?天嵜聡介助教、横川智教准教授 共著)で論文発表を行い、「Best Presentation Award」を受賞しました。
この賞は、同会議での研究発表の中で特に優れた発表を表彰するものであり、参加者の投票により選ばれました。阿萬准教授らは、オープンソース開発におけるさまざまな開発者の貢献度を定量化することで、その分布にいわゆるパレートの法則が見られることを報告しました。そして、分析を通じて、ロングテールに相当する開発者の割合が低いプロジェクトでは、他のプロジェクトに比べてバグ修正が多く行われ、必ずしもプロジェクトが健全に継続?発展できていないという傾向を見出しました。
オープンソースソフトウェアはビジネス分野でも広く使われるようになってきており、研究成果が今後の品質評価に役立つと期待されています。
<総合情報メディアセンター事務課>