平成21年11月20日(金)15時から、医学部及び附属病院において地震発生を想定した防災訓練を実施しました。
今回の防災訓練は、震度6弱の地震が発生し、それに伴い附属病院1号館6階で火災が発生したという想定で行いました。訓練参加者は消火班、避難誘導班、救護班などに分かれ、医学部自衛消防団の指示と東温消防署の協力のもと、消火活動や仮想入院患者の避難誘導、仮想負傷者の救護を行うなど、災害時に各自が担当する任務と他班との連携を確認しながら真剣に取り組んでいました。
また、昨年度に引き続き、地震でけがを負った近隣住民が附属病院に多数押し寄せるという設定でトリアージ(多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること)訓練を同時に実施しました。看護学科の学生をけが人役として動員し、様々な症状を訴える複数のけが人役が、病院外来と救急外来に訪れたのに対応して、医師や看護師がトリアージタッグを利用し、素早く緊急性を分類し対処する訓練を行っていました。
第2部では、地元の東温消防署の協力のもと、はしご車による避難訓練及び消火器による初期消火訓練を行いました。
訓練に参加した教職員及び学生は、日頃から防災意識を持ち災害に備えるとともに、災害発生時には各係の連携を有効に機能させ、速やかに対応することの重要性を改めて認識していました。