医学部附属病院医療福祉支援センター(以下支援センター)は、平成21年10月29日(木)、医学部臨床第一講義室において、本院医療従事者約100人の参加の下、「『回復期リハビリテーション病院の現状とニーズを知る』?シームレスな医療?ケアを提供するために?」を開催しました。
この研修は、支援センターが、全3回シリーズで企画した「急性期病院が知っておきたい地域連携シリーズ研修会」の第1回として、開催したものです。
研修は、本院ソーシャルワーカーである小野恵子氏が、本院の退院支援システムや現状について説明を行った後、県下の回復期病院を代表して伊予病院 副院長 藤田正明先生、松山リハビリテーション病院 ソーシャルワーカー 福島美幸先生、美須賀病院 脳外科 田中宏明先生から、連携する病院間のリハビリテーション理念の共有の必要性や、各回復期病院の現状、互いの連携のあり方や今後の課題等について講演をいただきました。続くディスカッションでは、本院医療関係者から活発な質問があり、MSW(メディカルソーシャルワーカー)のような人材確保のますますの必要性や、地域連携パスのより有効な活用方法などについて話し合われました。
本院医療関係者が、転院された患者さんの回復期病院におけるリハビリなど療養環境を認識することは、患者主役の速やかな退院支援につながり、各診療科と支援センターとの連携にも理解が深まったとことなど、極めて有意義な研修となりました。
次回は、在宅医療「在宅療養支援診療所について」(仮題)をテーマに22年1月に開催予定しています。
<医学部>