平成21年7月17日(金)、理工学研究科主催、NTT西日本及び情報処理学会四国支部の共催により、高度ICT人材育成シンポジウムを開催しました。
理工学研究科は、平成21年4月、電子情報工学専攻内にICTスペシャリスト育成コースを設置しました。このコースは、プロジェクトマネージメント特論や知的財産特論などのソフトウェア技術者にとって必須の知識を付与すること、産業界から多くの講師を招いていること、長期インターンシップによる産業界体験で応用力を付与することなどの実践力重視のカリキュラムを採用しています。今回、本コース設置を記念して総合情報メディアセンターメディアホールにおいてシンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは、大学、国?地方自治体、企業の三分野からのICT教育や産業活性化施策などの報告を行いました。本学からは、国内外における工業分野における地域型連携の成功例の報告や本コースの目指す教育スタイルを紹介し、また、総務省、愛媛県、松山市のそれぞれで実施されているICT関連施策の紹介がありました。産業界からの講演はサイボウズとNTTから各1件で、それぞれ「松山発世界へ発信するソフト開発エンジニア」と「進化するネットワークと暗号」でした。講演を通じてICT教育および地域産業の発展のためには、産官学連携が必要であることが認識されました。
学生、教職員、学外から108人の参加があり、盛況のうちに閉幕しました。
* ICTはInformation and Communication Technologyの略で、情報通信技術と訳されます。