平成21年7月20日(月)、メディアセンターにおいて、宇宙進化研究センター主催の講演会「ガリレオからすばる、そして未来へ」を開催しました。
宇宙進化研究センターでは、最新の天文学の成果を一般の皆さんにお知らせするために、年に1回のペースで公開講演会を開催しています。
7月20日(月?祝)、総合情報メディアセンターのメディアホールで第3回の講演会を開催しました。当日はあいにくの雨の中、県内各地から来られた一般の方を含む120人を超す参加者が集まりました。
今年はガリレオ?ガリレイが望遠鏡で初めて宇宙を眺めた1609年から400年経過したことを記念して世界天文年(ユネスコと国際天文連合の共催)となっています。そこで今回の講演会は「ガリレオからすばる、そして未来へ」と題して、柳澤康信学長のあいさつの後、以下の3つの講演を開催しました。
「ガリレオからすばる望遠鏡まで?天体望遠鏡の400年」
国立天文台ハワイ観測所研究職員 臼田-佐藤 功美子
「すばる望遠鏡が見た宇宙、そして口径30m望遠鏡へ」
国立天文台ハワイ観測所副所長 臼田 知史
「見えてきた宇宙の姿、そして未来へ」
足球即时比分_365体育直播¥球探网宇宙進化研究センター長 谷口 義明
ガリレオの挑戦から400年の時を経て、望遠鏡の性能は格段に上がり、さらに可視光だけではなく、X線から電波まで全波長帯で宇宙の精密な観測ができるようになりました。そのおかげで、私たち人類は自分たちの住む宇宙の姿を目ざましい勢いで理解してきました。その一方で、理解が進めば進むほど、新たな難問が私たちの前に立ちはだかってきていることも事実です。暗黒物質や暗黒エネルギーなどがそのよい例です。