平成22年7月9日(金)、大学本部第2会議室において、教員及び事務系職員のTL、SLを対象としたメンタルヘルス講習会を開催しました。
近年、うつ病や神経症などの「心の病気」が急増していると新聞紙上に取り上げられ、本学でも、学業や職務に対して強いストレスを感じ、「心の病気」を抱える学生や教職員が増加傾向にあります。
そこで、本学では、教員及び事務系職員のTL、SLに、不調者の早期発見?早期対処方法等についての基礎知識を習得させ、学生?教職員の心の健康保持増進を図るために、メンタルヘルス講習会を実施し、35人が出席しました。
講師には、広島大学保健管理センターの岡本百合准教授をお招きし、「働く人のメンタルヘルスあれこれ」をテーマに、「職業に関連したストレス」から始まり、ストレス過剰のサイン、うつ病者への対応のポイント、アルコール依存症の職場における徴候、心身症者への対応のポイント、相談を受けたときの対応など、いくつかの事例を交えた講義があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
講義の後には、参加者の研修効果を一層高めることを目的に、講義に対する疑問点や質問したいことをグループで話し合い、各グループから必ず一つ、質問あるいは講義に対する意見を出し合うことにしました。各グループからは、「職場復帰をする場合、元の職場がいいのか違う職場がいいのか。」、「うつ病の学生に対応する場合、どういう能力を身につけたらいいか。」、「統合失調症とうつ病の違いは?」、「具体的にどういう言葉かけをすればいいのか?」等、具体的な質問が寄せられ、受講者はメンタルヘルスに関する心構え等について再認識し、不調者への対応について理解を深めたようでした。
<総務部>