平成22年6月16日(水)、東京ガーデンパレスで開催された社団法人日本溶接協会第32期第61回通常総会において、足球即时比分_365体育直播¥球探网荒木特命教授が「業績賞」を受賞しました。
荒木特命教授は、平成4年に同協会の四国地区溶接技術検定委員会の幹事に就任後、副委員長、委員長を歴任しています。四国地区での溶接技術の進歩と溶接資格の付与の重要性を認識し、財団法人日本適合性認定協会の要員認証機関としての認定取得に取組み、溶接検定業務の普遍化と制度の品質向上に寄与しています。また、平成12年度、18年度の全国溶接技術競技会の審査委員長を務めたほか、平成16年度には全国溶接技術競技会や県単位の競技会で、優秀な成績を収めた者に対して「溶接マイスター四国」の称号を授与し、顕彰する制度を設けました。マイスターを授与された者は、四国域内で指導者として大いに活躍しており、技術レベルの向上にもつながっています。さらに、アジアにおける溶接管理技術者及び溶接技能者の認証?評価や、鉄骨製作工場での品質管理体制と、製作された鉄骨溶接部の性能等に基づく工場グレードの評価等の海外活動も行っています。
荒木特命教授の研究業績は、鉄鋼中の水素拡散?水素脆化、溶接部の靱性、溶接低温割れ、金属基繊維強化複合材料の開発、プラズマ及びレーザ熱源を用いた表面改質、電気電子機器の素材分離と再資源化、微小積層セラミックスコンデンサーの創成等、多岐にわたっています。
今回の受賞は、研究業績はもとより、学協会活動を通じて溶接技術の発展普及に尽力し、地域に根ざして貢献していることが高く評価されたものです。