平成22年5月28日(金)、東京都で開催された土木学会第96回通常総会において、平成21年度土木学会賞授与式が行われ、理工学研究科(工学系)安原英明准教授が、土木学会論文奨励賞を受賞しました。
この賞は、土木学会論文集等の土木学会刊行物に論文を発表し、土木工学における学術?技術の進歩、発展に寄与し、独創性と将来性に富むと認められた若手研究者に授与されるものです。今回の受賞論文は、「力学?化学連成概念モデルによる花崗岩不連続面の透水?物質輸送経時解析」(土木学会論文集C、2009)と題するものであり、温度?水?応力?化学の連成作用が花崗岩不連続面の透水?物質輸送特性に及ぼす影響について数値解析的に評価した研究です。放射性廃棄物地層処分や二酸化炭素地中貯留等を実施する際の、天然バリアとなる不連続性岩盤の性能評価を行う際の有益な情報に繋がると評価され、今回の受賞になりました。