平成22年4月7日(水)、愛媛県立松山南高等学校が、文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受けました。これに合わせ、同高等学校会議室において、本学関係者も参加して記者発表を実施しました。
「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」とは、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する高等学校等をSSHとして指定し、カリキュラムの開発?実践や課題研究の推進、観察?実験等を通じた体験的?問題解決的な学習等を支援するもので、このたび、愛媛県立松山南高等学校が平成14年度(3年間)、平成17年度(5年間)に続き、指定を受けることになりました。
本学では、SSH支援室を窓口として、最先端の分野の授業や実験を提供したり、研究室訪問の機会を設けたりするなど、全学を挙げて支援協力を行っており、全国的にも高い評価を受けています。
記者発表では、松山南高等学校の二宮啓二SSH委員長から取組の概要が説明され、「大学との連携をさらに深めつつ、平成14年度から切れ目無く続いている本事業の成果を、今後さらに充実?発展させ、高校生が科学を通じて地域社会へ貢献することを目指したい」と抱負が述べられました。また、本学の弓削俊洋教育担当理事?副学長は、「今後も継続して協力するとともに、この取組を通じて、大学教員に限らず、学生にも高校生と接する機会を設け、大学の講義だけでは得られない有意義な経験をしてもらいたい」と述べました。
近年、若者の理科離れが指摘されていますが、この取組を通して、多くの理科好き、知的探究心旺盛な若者が生まれることが期待されます。
<広報室>