平成21年12月18日(金)、大学本部第2会議室において人権啓発講習会を開催しました。
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講習会の様子
この講習会は、本学の構成員に対し、ハラスメントについての正しい認識を養うとともに、人権侵害を防止し、より一層快適な教育環境及び職場環境を整えることを目的として、毎年実施しています。今回は、SPOD(四国地区大学教職員能力開発ネットワーク)加盟校にも開放したところ、高知工科大学から2人の参加者があり、約30人が出席しました。
講師には、広島大学ハラスメント相談室長の横山 美栄子教授をお招きし、「ハラスメントの予防?セクハラ?パワハラのない大学のために?」と題して、ご講演いただきました。講習会では、「安心して学び、働くことのできる大学をつくっていくためには、大学を構成する人たち誰もが、まず、高い人権意識をもってハラスメントを正しく理解し、行動することが必要である。」とお話があった後、ハラスメント対策の最近の傾向やハラスメントをしない、させない方法について、最近の処分例やハラスメント相談の具体例を交えた説明があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
講義の後には、参加者の研修効果を一層高めることを目的に、講義に対する疑問点や質問したいことをグループで話し合ってもらい、各グループから必ず一つ質問あるいは講義に対する意見を出してもらいました。各グループからは、「相談員としての対応はどうしたらよいか?」、「同僚の間でも、パワハラは成立するのか?」、「広島大学の相談体制は?」等、具体的な質問が寄せられ、講師からは具体例を交えてわかりやすい回答がありました。受講者は、ハラスメントに関する心構え等について再認識し、ハラスメントをしない、させない方法について理解を深めることができました。