平成23年9月17日(土)?18日(日)、第6回目となる、社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業「地域マネジメントスキル修得講座」を開催しました。1泊2日のスケジュールで、内子町にて、視察、講義、プロジェクト研究のグループ討議を行いました。
17日(土)は、大雨が降る中、午前中に「内子フレッシュパークからり」を視察しました。豊富な農産物や加工品を販売している産直市、レストラン、パン工房、シャーベット工房、燻製工房が集まっている道の駅です。沖野智寿子部長代理に「内子フレッシュパークからり」の設立や活動の説明をいただいたところ、受講生から質問が絶え間なく出されました。
施設を見学しながら昼食を取り、森本純一非常勤講師の案内でコミュニティカフェ「りゅうぐう茶屋」へ移動。まず、「株式会社りくう」で和紙職人として活躍されている佐藤友佳里さんのお話を聞きました。創作活動を行っている工房を見学しながら、海外でモデルとして活動されていた頃のエピソードや、伝統に新しい感覚を加えることの重要性などをうかがいました。
おじいちゃんのお茶のみ場だった旧社宅を改装した「りゅうぐう茶屋」では、紙芝居を鑑賞しながら、ライブコンサートやアート展を織り交ぜた活動拠点となっている現状について説明を受けました。
夕方は、山間部の高台に拓かれた「周年観光農園エコファームうちこ」を訪ねました。ぶどうやブルーベリーなどの栽培と収穫を行っており、受講生も取れたての味を堪能しました。
宿泊は、「川登筏の里交流センターいかだや」。学校跡地に建てられた、静かな山村の宿です。受講生と講師が夜遅くまで交流を深めました。
18日(日)は、「いかだや」での座学。まず、森本非常勤講師が商店街の中につくった店舗「内子半畳市」の運営や、農業、農家、耕作放棄地の現状について講義を行いました。その後、4つのグループに分かれてファンドを考えるというワークショップを開催しました。ファンドのテーマは、「限界集落を元気づけるシステムを考えてみよう」、「自然エネルギーで限界集落を元気にしよう」など、各グループが競い合ってユニークな案が出されました。
午後は、プロジェクト研究のグループ討議。受講生達は各自の課題の進捗や、これからの活動予定について、密度の濃い話し合いを行いました。
<農学部>