社会連携推進機構南予水産研究センター 山内晧平センター長が平成23年3月30日「日本水産増殖学会賞」を受賞しました。
今回、受賞対象となった研究題目は、「魚類の成熟機構に関する研究」です。
山内センター長は、水産資源上重要でありながら人工飼育環境下で成熟を制御することが困難な魚種の資源維持や増大を目指して、その基礎となる魚類の配偶子形成(卵および精子形成)に関する基礎研究を長年にわたって行い、それらの知見をもとに魚類の人工採苗法の確立に多大な貢献をしてきました。
魚類の成熟機構について多くの先駆的で重要な基礎的知見を得、これらを水産増養殖の現場に応用するという、基礎研究と応用研究を結びつけた成果を示してきており、その功績は非常に高く評価されました。「魚類の成熟機構に関する研究」は日本水産増殖学会の発展に多大な貢献を果たしてきたことから受賞となりました。