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農学部 治多 伸介 准教授が平成22年度資源循環研究部会長賞を受賞

平成22年11月19日(金)に東京ビッグサイトで開催された平成22年度農業農村工学会?資源循環研究部会研究発表会において、農学部?地域環境工学専門教育コース?地域環境整備学研究室の 治多 伸介 准教授の論文が、平成22年度資源循環研究部会長賞に選ばれました。

 受賞論文は「窒素安定同位体トレーサーを用いた集落排水高度処理水の水稲生育への影響解析」と題したものです。農村の生活排水処理施設である集落排水施設の高度処理水を、無希釈で灌漑水として利用した実験では、水稲生育に悪影響は見られず、収量増大等の好影響のみが観察されました。そして、その好影響は、処理水中に残存している窒素成分ではなく、それ以外の有用成分(例えば、カリウムやナトリウム)が原因であることが示唆されました。これらの結果は、集落排水高度処理水の水田灌漑水としての安全性と有効性を示したもので、農業農村工学分野における資源循環研究の発展に大きく寄与すると評価され、今回の受賞となりました。

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