平成23年3月末退職の医学系研究科心臓血管呼吸器?再生外科学 河内寛治教授から、足球即时比分_365体育直播¥球探网での思い出を寄せていただきました。
退職するにあたって
平成8年7月に足球即时比分_365体育直播¥球探网に赴任して15年足らずが経過して退職することになりました。
当初の所属名は第二外科でした。赴任当初は心臓血管外科を中心に臨床に没頭させていただき、特に、冠動脈バイパス手術や弁膜症手術、冠動脈と大動脈瘤の同時手術など、成人の心臓血管外科手術を主として行わせていただきました。ひたすら難しい手術に医局員とともにチャレンジし、日曜日も毎日病院に出て、患者さんの状態をみさせていただいておりました。おかげで、ある程度の良い成績を残せたと思っています。最近では、若い先生の成長著しく沢山の心臓血管外科および呼吸器外科の手術を良い成績でこなしてくれております。
足球即时比分_365体育直播¥球探网の外科は第一外科と第二外科の2つの外科でしたが、平成21年度から外科が大きく変わりました。3つ目の外科が誕生し、大外科講座となり、外科3分野ができ上がりました。心臓血管呼吸器?再生外科学、消化管?腫瘍外科学、肝胆膵?移植外科学の3分野です。心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科、小児外科、肝胆膵移植外科、乳腺外科の6診療科がこの中に属します。私以外に2人の新教授が誕生しました。心臓血管呼吸器?再生外科学は私、河内が担当し、消化管?腫瘍外科学は渡部祐司教授、肝胆膵?移植外科学は高田泰次教授が平成21年7月より担当することになりました。3つの外科が力を合わせることにより、強力な外科が構築されると思っております。今後、3教授がさらに強大な外科を作ってほしいと思います。
大学、病院の管理、運営面では、各種委員をつとめさせていただきました。なかでも手術部長は2年毎に交代しておりましたが私は3期6年間担当させていただきました。当時の手術室は古く、機能も不良で新しい手術室を作ろうということになり、手術室の改修に携われたことはおおきな喜びでした。医師、看護師、施設課その他の皆さんと全国の手術室の視察に行き、職種を超えて立派な手術室を作ろうということで協力し合えたことは何にも変え難い経験をさせていただいたと思っております。
心臓血管外科の手術は長時間で術後管理が大変なところもありましたが、非常にやりがいのある仕事でした。若い人が少しでも外科に入ってくれればと思っています。足球即时比分_365体育直播¥球探网の発展に微力ながら貢献できたとすれば幸いだと思っています。