お知らせ

人権啓発講習会を開催

平成22年12月8日(水)に人権啓発講習会を、大学本部第2会議室において開催しました。

 この講習会は、本学の構成員に対し、ハラスメントについての正しい認識を養うとともに、人権侵害を防止し、より一層快適な教育環境及び職場環境を整えることを目的として、毎年実施しています。
今回は、SPOD(四国地区大学教職員能力開発ネットワーク)加盟校へも開放し、高知工科大学から3人の参加者がありました。
 講師には、アビリティーセンター株式会社キャリアコンサルタント 矢野 千春氏をお招きし、「人の人権を侵害することなく、お互いに豊かな心の交流をはかるには」と題して、ご講演いただきました。講習会では、「ハラスメントは、双方のコミュニケーションのキャッチボールがうまくできていないことからも起こります。コミュニケーションの工夫、考え方?見方を少し変えるだけで、変化を起こすことができます。」とお話があった後、セクハラとアカハラの関係やパワハラの範囲について、ハラスメントの実例やハラスメントを受けた側の対処方法等の具体例を交えた説明があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
 講義の後には、参加者の研修効果を一層高めることを目的に、講義に対する疑問点や質問したいことを、グループで話し合ってもらい、各グループから必ず一つ質問あるいは講義に対する意見を出してもらいました。各グループからは、「メンタルヘルスで休業した職員の職場復帰後の対応はどうしたらよいか。」、「過剰に仕事をいいつける上司への対処法は?」、「相談員に求められる素養はどんなものか?」等、具体的な質問が寄せられ、講師からは具体例を交えてわかりやすい回答がありました。受講者は、ハラスメントに関する心構え等について再認識し、ハラスメントをしない、させない方法について理解を深めることができました。

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講習会の様子