平成24年11月29日(木)、教育学部大講義室で、同学部同窓生のフリーアナウンサー 合田みゆきさんをお招きし、「魅力的な話し方講座」を開催しました。
この講座は、同窓生を中心に多方面から学生に対する支援をお願いする「教育学部サポーター制度」の取組みとして平成21年度からスタートし、今回で10回目になります。
合田さんは、平成22年度に続き3回目の登場です。「話のプロ」の立場から、話し方、表情、仕草などを含めたコミュニケーションスキルについて、実践練習を交えながら、普段の生活から就職活動にまで役立つ内容をお話いただきました。
講義は、まず「笑顔の練習」から始まり、次に「発声練習」を行いました。はじめは声が出なかった学生も、練習を重ねるごとに大きくハキハキとした声が出せるようになりました。
続いて、「面接」を乗り切るための実践練習を行いました。練習を希望する学生2人が、合田さんから、入室、お辞儀、着席の仕方などを丁寧に指導され、その後、実際に「疑似面接」を体験しました。その様子を合田さんがビデオ撮影し、すぐに再生して鑑賞しました。まず、学生本人に自分のビデオを見た感想を述べてもらい、その後に合田さんからコメントをもらいました。学生たちは、自分の表情や声、歩き方のくせなど、修正すべき点に気がついたようです。
次に、コミュニケーションワークとして、2人1組になり、お互いの共通点を見つける練習、聞き上手になるために相手の話を聞く練習、話を弾ませる話し方の練習などを行いました。コミュニケーションをうまく取るコツは、「相手に興味を持つ」「共通点を見つける」ことで、思ったより単純なことだと実感することができました。
また、「他己分析」として、相手の良いところを見つけて話をするフリートークを学生2人に行ってもらい、ビデオ撮影をして鑑賞しました。話し方のくせや立ち姿などについて、合田さんからコメントがあり、自宅でも鏡やビデオ撮影などで自己チェックしておくと良いとのアドバイスがありました。
最後に、上司とのコミュニケーションの取り方、社会人として必要なコミュニケーション能力、教育実習の際の子どもとのコミュニケーションの取り方、笑顔の使い方などの質問に対して、自己の体験談などを交えながら、丁寧な回答とアドバイスがありました。
今回は、1回生から4回生の約80人の学生が参加し、コミュニケーション能力の必要性について、実践を交えながら楽しく学ぶ講座になりました。
<教育学部>