平成24年11月9日(金)、理学部は、総合研究棟I理学部会議室で、FD講演会「大学生の汎用的能力とは?愛大学生コンピテンシーを元に考える?」の講演会を開催しました。
理学部では、前学期?後学期の期間中に、FD(ファカルティ?ディベロップメント)ウィークスを設定して、FD活動の啓発に努めています。今回は、平成24年度後学期のFDウィークス期間内の行事の一環として、小林直人 教育?学生支援機構 副機構長(教育企画室長?大学院医学系研究科教授)を講師として講演会を開催し、21人の教員が参加しました。
講演は、現在の大学生、特に愛大生の汎用的能力とは何か、というテーマを中心とした内容で構成され、
① 「汎用的能力」とは、学士力の概念により近いものであり「総合的な学習経験と創造的思考力として発揮されるべき能力」と定義することができ、従来「コンピテンシー(competencies)」という単語で表現されるものに対応していること
② その汎用的能力の育成について、深い学び(deep learning)の結果得られるものであり、専門教育に加え、さまざまな視点や文脈からのアプローチや理解を促すことが、学生の「汎用的能力」育成のきっかけになること
について、わかりやすい説明がありました。
その後、説明内容に関して、さまざまな質疑応答があり、大変有意義な講演会となりました。今回の講演会を機に、学生の汎用的能力育成という新しい視点での FD活動展開の機運が、学部全体で高まることが期待されます。
<理学部>