平成24年9月20日(木)に開催された日本鉱物科学会2012年総会において、理工学研究科の皆川鉄雄准教授が、平成23年度日本鉱物科学会「櫻井賞」を受賞しました。
櫻井賞は、記載鉱物学に対し多大な貢献を果たした「櫻井欽一博士」を記念して設けられた賞です。新鉱物の研究に貢献し、顕著な業績のあった研究者に授与されます。
今回の受賞は、新鉱物「ストロンチウム緑簾石 Epidote-(Sr)」を発見したことに対して評価されたものであり、鉱物学関連の国際雑誌にも紹介されました。この鉱物は、高知県穴内鉱山鉱山から見出されたもので、当時、大学院理工学研究科大学院生だった福島宏幸氏、北海道大学の三浦裕行氏、東京大学物性研究所の浜根大輔氏(大学院理工学研究科修了)との共同研究の成果です。皆川准教授は、その後もmomoiite 桃井石、ehimeiote 愛媛閃石、miyahisaite 宮久石などの新鉱物の研究にも関与しており、記載鉱物学のさらなる発展が期待されます。
International Magazine of Mineralogy、 Geochemistry、 and Petrologyでの紹介記事
<理学部>