平成24年9月27日(木)、プロテオ医学研究センターで、カリフォルニアパシフィックメディカルセンターがん研究所で活躍されているピエール?イヴ?デプレ教授をお招きして学術講演会を開催しました。
ピエール教授の研究室は、分化抑制タンパク質1の発現が、がんの進行に関係することに着目し、末期へ向かうがんの進行を表す新しい指標となる可能性を解明した研究グループの一つです。
講演会では、その研究成果である「転移がんの標的治療のための新しいアプローチ」をテーマに、乳がんを始め多種のがんにおけるがん細胞の増殖、浸潤、転移を制御するのに有望な標的と、標的治療薬となる物質について講演していただきました。また、この講演会は、大学院特別講義としても実施し、会場には院生、教員等、多数の参加者がありました。参加者たちは、国外の貴重で興味深い講演内容を熱心に聞き入っていました。また、講演終了後の質疑応答では、活発な議論を交わし理解を深める様子が見られ、大変充実した講演会となりました。
プロテオ医学研究センターでは、これからも国内外のすばらしい研究を学術講演会を通して皆様に発信していきたいと思います。
<プロテオ医学研究センター>