平成24年度全国安全週間に、安全意識の向上と危険箇所の洗い出しのために、工学部のリスクアセスメントとして「工学部のキ?ケ?ンをさがせ!」を実施しました。この取り組みは、今年で5年目となります。工学部の学生や教職員に約2週間の間に、学部の中の危険な場所や行為を指摘してもらいました。学生から約80件、教職員から4件の応募がありました。
今年度は、城北キャンパスでの自転車の安全運転や駐輪の問題、喫煙マナーに係る問題、傘をさしての歩行における危険の指摘など、日々の生活上のマナーに係る指摘が多いことが特長でした。さらに、廊下を倉庫代わりにして物品を放置しているとの学生からの指摘もありました。工学部の安全衛生委員会で慎重に審議した結果、学生から指摘された5件、職員からの指摘1件を優秀賞といたしました。全国安全週間の7月6日(金)に、工学部長室で表彰式を執り行い、学部長から教職員には賞状、学生には賞状のほかに副賞の図書券が贈られました。受賞した指摘は、①工学部2号館の窓側ベランダの柵が低く危険である、②実験室のコンセントカバーの不良による感電の危険性、③化学実験室の排気不良、④5号館西側駐輪スペースに砂利の中から鉄筋が突き出ている、⑤ガスホースの劣化によるガス漏れ事故の可能性、さらに車椅子の学生からは、⑥本館1階にある視線が低い者からは見えない階段の存在と危険性でした。受賞を逃した指摘も含め、工学部の危険箇所データとして活用し、今後危険箇所の改善に役立たせることにしています。今回の受賞者は次のみなさんです。
【学生の部】
優秀賞 國木 惇司、大桑 昇久、長野 雄貴、土居 洵、柳原 大志
【教職員の部】
優秀賞 川口 隆
<工学部>