寺島准教授は、この成果について平成24年5月18日(金)に県庁内の番町記者クラブにおいて記者会見を行いました。
多くの銀河の中心には、太陽の1000万倍から10億倍の質量を持つ巨大ブラックホールが存在していますが、 ブラックホールがそのような巨大質量になった過程はよく分かっていません。そこで、ブラックホールの成長過程を知るために成長途上にあるブラックホールの探索を行いました。この際、新手法を用い、質量がまだ比較的小さくまわりの物質を大量に吸い込んでいる、成長途上の巨大ブラックホールを発見することに成功しました。
ブラックホールの急激な成長は大量の物質に覆われて起こると想像されています。これまでの手法と異なり、X線を用いた今回の手法はそのような場合でもブラックホールを見つけ出すことができるという利点があります。今後、この方法を応用したブラックホール進化の理解が期待されます。
※研究内容の詳細は「研究成果に関する資料」をご参照ください。
<理学部>