文部科学省及び日本学術振興会から平成24年度科研費(補助金分?基金分)の交付内定がありました。
科学研究費助成事業は、我が国の学術を振興するため、人文?社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的資金」であり、ピア?レビューによる審査を経て、独創的?先駆的な研究に対する助成を行うものです。
この度、平成24年度科研費(補助金分?基金分)について、4月時点の配分状況を文部科学省が公表しました。平成24年度の予算総額は、対前年度比-2.5%減の2、566億円となっています。なおこの中には、平成25年度以降の研究費として執行予定の分(約529億円)が含まれているので、実質的な平成24年度予算額は2、307億円となっています。
応募のあった約13万1千件の研究課題のうち、約6万8千件が採択され、総額約1、562億円(直接経費)の交付内定がありました。このうち、新規採択課題の交付内定は、約8万8千件の応募に対し、約2万5千件の採択で、総額約577億円(直接経費)でした。(新規採択件数=減、直接経費総額=減)
本学の内定状況をみると、新規内定件数は140件で全国30位(昨年は168件で全国29位)、継続分を含めた全内定件数は437件で全国30位(昨年は426件で全国26位)で、交付内定金額は、11億5、050万円となっています。採択率は、新規採択率が27.9%(全国28.8%)、新規+継続採択率が55.0%(全国53.2%)となっています。
また、国立大学法人86大学の中での本学の順位は、件数では24番目(昨年度21番目)、金額では21番目(昨年度19番目)に位置しております。
今後とも、科学研究費制度を積極的に活用されますようよろしくお願いします。
平成24年度内定者一覧(基盤研究等)(PDFファイル 325KB)