平成24年4月10日(火)13時30分から、18番講義室において平成24年度工学部安全衛生学生委員任命式および第1回工学部安全衛生学生委員研修会を開催しました。
工学部および理工学研究科工学系では、学部?研究科内の安全衛生の一層の向上を目的として、平成24年度より、安全衛生学生委員を新たに設けることにしました。これまで、学部?研究科内の安全衛生は、労働安全衛生法および学内規定に基づき、教職員からなる安全衛生委員会が安全衛生の維持?確保に努めてきました。工学部では、研究や実験に携わっている人数は、学生が圧倒的に多くおり、さらに、社会からは安全衛生教育を受けた技術者が求められるようになっています。そこで、一層の安全確保を目的に、全学に先駆けて安全衛生学生委員を設置することにしました。これは、全国の大学としても先進的な取り組みです。安全衛生学生委員は、原則として、任期は1年とし、各研究室の大学院修士1年の学生の中から1人選出します。主な任務は、①安全衛生に関する通知や情報をグループ内の学生に周知させる、②学生の目からみたグループ内の危険箇所等の報告を担当してもらう、③安全衛生に係る研修会に参加することとしています。
任命式では、約60人の安全衛生学生委員が学部長より任命証を授与され、安全衛生管理責任者である学部長から、安全衛生に関する学生リーダーとしての期待の言葉が述べられました。引き続き、第1回研修会を開催し、工学部安全衛生管理者の田中寿郎教授から学生委員の任務について、説明があった後、安全衛生委員の宮崎隆文准教授から、大学で起こっている事故例の紹介や安全に関する考え方さらに日々の心得等の講義があり、最後に「たこあし配線」での過熱実験を行い、その危険性について理解を深めました。第2回目の研修会は9月末に予定されています。任命された安全衛生学生委員の今後の活躍が期待されます。
<工学部>