平成23年12月1日(木)に、教育学部大講義室で、坊ちゃん劇場出演女優の加藤富子さんをお招きし、「魅力的な話し方講座」を開催しました。
この講座は、同窓生を中心に多方面から学生に対する支援をお願いする『教育学部サポーター制度』の取り組みとして平成21年度からスタートし、今回の講義が8回目となります。
坊ちゃん劇場出演女優として活躍されている加藤さんをお招きしての今回の講座には、1回生から4回生の約110人の学生が参加しました。
まず、加藤さんの自己紹介の後、役者として舞台上での一つの決まった台詞も、自分自身と向き合い、役として向き合い、舞台上の役となって相手の役と向き合い、その瞬間瞬間をいろいろな人と向き合いながら言葉を生み出していることを話されました。
『相手の気持ちを受け取りながら、自分の気持ちを伝えるにはどうしたらいいのか?』
心を動かして、心で感じて、頭で考えて、手足を動かしてのコミュニケーション作りとして、ワークショップに移りました。
2人1組でのYes&But、Yes&Yesゲームでは、自分の中で生まれた感じを大切にすること、集合ゲームでは、相手をキャッチし、五感を働かせて積極的に自分を表現して、相手を受入れること、また、ウィンクキラーゲームでは、身体を動かして表現する中で、普段の自分とは少し違う自分を発見することを実践しました。
続いて、現在加藤さんが出演されている『誓いのコイン』の一台詞をそれぞれが自分の気持ちを込めて読み、“言葉を使ってイメージを表現する”ことに挑戦しました。自分の頭の中で考えたイメージ(自分が何を大切に感じているか、何を相手に伝えるのか、相手から何を受け取るのかなど)を表現してみることが大切であり、そのためには心をいつもリラックスさせたり、自分を発見して豊かにしておいて欲しいと話されました。
最後に、「うまく喋るマニュアルはなく、一瞬一瞬新しい自分に挑戦しながらまわりの人を大切に思って自分を発見していく中で、素敵なコミュニケーションがとれるようになると思うので、自分に自信を持ち素敵な出会いを信じて毎日自分に磨きをかけて下さい。」とアドバイスがありました。
<教育学部>