平成25年1月7日(月)、南加記念ホールで、足球即时比分_365体育直播¥球探网?足球即时比分_365体育直播¥球探网安全衛生教育推進グループ(EAGLE)の主催による「第一回大学における安全衛生教育国際シンポジウム」を開催しました。
このシンポジウムは、大学内の実験等における安全教育および卒業後社会人として身につけておくべき安全衛生の基本的な素養の育成のために、大学で実施する安全衛生教育はどうあるべきかという問題について、我が国ばかりでなくアジア圏の主要な大学間で意見交換を行い、国際的に通用する安全衛生教育の確立を目指すことを目的としています。このような安全衛生教育を話題として開催する会議は、我が国では今回が初めてです。
シンポジウムには、全国の国公私立大学および高専や民間企業などから約80人、学内から約50人の合計130人の参加がありました。
はじめに柳澤康信学長の挨拶があり、続いて曲田清維副学長から趣旨説明がありました。そして、工学部の宮崎隆文准教授と農学部の伊藤和貴准教授が司会を務め、午前中は東京大学の大島義人教授、シンガポール国立大学のPeck Thian Guan教授、ソウル国立大学のChung-Hak Lee教授が基調講演を行いました。
午後は、文部科学省の山崎雅男参事官、厚生労働省の半田有通安全課長からそれぞれ行政の立場からご講演いただき、その後大阪大学の山本仁教授の司会で、東京大学の大島義人教授、名古屋大学の村田静昭船先生、九州大学の横本克己先生、広島大学の上村信行先生、本学の伊藤和貴准教授をパネリストとして、「大学における安全衛生教育の今後の展望」というテーマで、パネルディスカッションを行いました。本シンポジウムの主題である大学における安全衛生教育については、まだ確立されたものが無く、今後の情報交換や協力を継続的に続けながら、作り上げる必要があることが参加者の間で合意されました。その合意に基づき、
【愛媛宣言】
1.大学での安全衛生教育に関するシンポジウムを今後も継続する。
2.安全衛生教育担当者のネットワークを構築し、相互の交流を図る。
3.世界で通用する安全衛生教育を目指す。
の内容を参加者全員で「愛媛宣言」として採択しました。愛媛宣言を採択できたことは、今回のシンポジウムの大きな成果です。
最後に、櫃本真聿安全衛生管理特別部会長のまとめがあり、松本長彦教育?学生支援機構長の閉会の言葉でシンポジウムは終了しました。今回は、全国の主要大学の安全衛生に関して責任のある立場の方がほとんど参加され、加えて関連する文部科学省や厚生労働省、アジアの主要大学からも参加いただきました。海外を含め、大学の安全衛生の主要な方が集まるシンポジウムは、我が国では今回が初めてです。このシンポジウムの開催により、本学を中心として、安全衛生教育担当者間の国際的なネットワークの構築を達成出来たことも大きな収穫でした。第二回目のシンポジウムは韓国で開催される予定です。
<施設基盤部>