平成25年3月28日(木)、農学部の大上博基教授が、石川県立大学で開催された日本農業気象学会2013年全国大会で学術賞を受賞しました。
日本気象学会学術賞は、農業気象学?農業生産技術の進歩、発展に著しく寄与した研究業績をあげた学会員に授与されます。
受賞対象となった研究は、「微気象観測に基づく作物群落の熱?ガス交換プロセスの解明ならびに群落の環境緩和機能に関する基礎研究」です。この研究では、各種農耕地の作物群落における詳細な微気象観測を行うことにより、地表面から作物群落における熱収支やガス交換過程の特性や構造を群落多層微気象モデル等で再現することに成功し、「農地微気象の基礎的研究と水田のもつ熱環境緩和機能の評価」、「作物群落内外の熱?ガス交換プロセスの解明」、「作物のFACE(大気中二酸化炭素濃度?オゾン濃度上昇)環境に対する応答解析」などの成果が得られました。
これら一連の研究が、農業気象学および農業生産技術の進歩と発展に著しく貢献した学術研究であると高く評価され、学術賞の受賞に至りました。
<農学部>