自然?景観や農山漁村の生活文化を体験することができる「グリーン?ツーリズム」は、持続可能な社会の構築を目指すうえで、自然環境と調和したライフスタイルとして国民的な関心を集めることができると期待されています。
また、都市と農山漁村が相互にメリットを感じつつ、自然と調和したライフスタイルを楽しむためには、もっと気軽に参加できる農林漁業体験ツアーなどのグリーン?ツーリズムに関する商品情報を幅広く収集し、WEBサイト等を通じて効果的に情報発信し、地域活性化を目指して行くことが望まれています。
そのような現状を踏まえ、(財)都市農山漁村交流活性化機構?オーライ!ニッポン会議では、「グリーン?ツーリズム商品(通称「グリーン旅」)コンテスト」として、農山漁村地域をフィールドとした旅行商品?プログラムを公募し、それらの中から優れた事例を選定し表彰を行っています。
平成24年度は全国から56件の応募があり、その中から、農学部小田清隆准教授が主宰する「都会と田舎を結ぶ食育ネット」(地域創成センター登録団体)の企画【山里海の四季、生活?産業を体験しよう2012?夏編】が優秀賞に選出され、3月27日にプレゼンと表彰式、商談会等が行われました。
小田准教授は、これまでにも愛媛県南予地域の活性化を目指しグリーン?ツーリズムを展開しています。小田准教授は、「この受賞によって、これまでの取組が旅行商品として成り立つと証明された。今後も、地域の協力を得て、よりよい商品開発を行い、地域活性化に結びつけたい。」と述べました。
<農学部>