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大学院理工学研究科の田頭みなみさんが,中国四国植物学会第70回大会で「優秀発表賞(口頭発表部門)」を受賞しました【5月11(土),12日(日)】

平成25年5月11日(土)?12日(日)、徳島大学で開催された中国四国植物学会第70回大会において、理工学研究科博士前期課程1年の田頭みなみさんが優秀発表賞(口頭発表部門)を受賞しました。

 本賞は、中国四国植物学会において、主として本人が行った研究成果について口頭またはポスター発表を行った学会員である学生あるいは若手研究者(40歳未満の研究員や助教)の中から選出され、優秀発表賞(ポスター発表部門、口頭発表部門)として表彰されるものです。

 田頭さんは、理工学研究科環境機能科学専攻生物環境科学コースに在籍し、現在、タマネギの食用部分である鱗茎が日の長さに応じて形成されるメカニズムを解明するための研究に取り組んでいます。今回受賞した研究テーマは、「タマネギの鱗茎形成期におけるFT遺伝子の発現量の増加 」であり、理工学研究科の金田剛史助教との共同研究で、大阪大学名誉教授の柴岡弘郎氏のご協力を仰ぎながら進められたものです。 
 本研究では、タマネギ鱗茎形成時に発現量が増加するフロリゲンFT遺伝子が存在することを明らかにしました。また、組織培養法の改良により形質転換タマネギの平易な作製法への道を開く成果を得ました。これらの研究内容に加えて、プレゼンテーション技術などについて総合的に評価された結果、学会発表後に行われた学会員による投票により選出され、今回の受賞に至りました。
 なお、田頭さんは、昨年の同学会第69回大会(開催地:島根大学)での「優秀発表賞(ポスター発表部門)」に引き続いて、連続受賞です。現在は、理系分野に対する興味や関心を喚起するための活動を行っている女子大学生のグループ「サイエンスひめこ」の一員としても活動中で、今後の研究活動における活躍が大いに期待されます。

<理学部>