平成25年5月8日(水)、インドネシア共和国ゴロンタロ州北ゴロンタロ県及びインドネシア共和国国立ゴロンタロ大学と共同研究及び人材育成のための覚書を締結しました。
インドネシア共和国国立ゴロンタロ大学は、スラウェシ島北部に位置し、今年創立50周年を迎えます。教育学、社会学、理学、文学、工学、農学、体育学部(Faculty of Healths and Sports)の7学部からなり、学生約15,000人、教員約550人を有しています。
本学及びゴロンタロ大学の教員からなる国際共同研究グループは、平成24年度からゴロンタロ州が抱える深刻な水銀による環境汚染の実態及び地域住民の健康への影響を科学的に解明し、解決案を提案する共同研究を開始しました。北ゴロンタロ県政府は、この共同研究に全面的に賛同しており、それに対する多様なサポートを充実させようという機運が高まり、この度の覚書の締結に至りました。
5月8日(水)の調印式のために、Indra Yasin, SH, MH.ゴロンタロ州北ゴロンタロ県県知事、ゴロンタロ大学からDr. SYAMSU QAMAR BADU, M.Pd.学長を迎え、また、ゴロンタロ州の教育文化庁長官も同席され、柳澤康信学長との間で協定書を取り交わしました。この度の来日に合わせ、お互いの紹介や今後の交流について話し合うなど、前向きな懇談が行われました。
今回の覚書締結によって、本学はゴロンタロ大学と共同で、北ゴロンタロ県が抱える環境問題に関連する課題を発見?解決する教育プログラムを平成25年度から実施し、本学の学生をグローバル人材として育成するプログラムを実施する予定です。その連携が強められるとともに、学生?院生の教育交流及び職員間の交流など、両者の更なる交流へと発展していく効果が期待されます。また、将来的には、短期?長期の学生の受入れや、セミナーの実施などを順次実施して行く予定です。
<理学部>