平成25年5月24日(金)、総合研究棟Ⅰ理学部会議室で、「学生の学びの質を高めるために?学習評価法のコツと大学院生調査に基づくミニワークショップ?」と題する講演会を開催しました。
理学部では、前学期?後学期の期間中にFDウィークスを設定しており、FD活動の啓発に努めています。今回は、平成25年度前学期のFDウィークス期間内の行事の一環として、教育?学生支援機構教育企画室の山田剛史准教授を講師として講演会を開催し、18人の教員が参加しました。
講演会の前半は、学生の学びの質をいかに高めるかというテーマを中心とした内容で構成され、スライド及び配付資料に沿って行われました。また後半では、大学院生を対象としたアンケート調査に基づくミニワークショップが行われました。
山田准教授から、特に学習評価に関わる基本的な内容について、形成的評価、総括的評価、絶対評価、相対評価のような基本的な評価方法だけでなく、ルーブリック評価、自己評価、ピア評価といった新しい評価方法のそれぞれの特徴や応用について、説明がありました。また、学生の学習状況を適切に把握し、その理解に基づいて如何に今後の方策を考えるかという点についても、丁寧な説明がありました。
理学部の教員にとって、「よいテストのための条件」という比較的身近な話題や「ルーブリック評価」のような普段耳慣れない話題はとても参考になる内容でした。大学院生調査に基づくミニワークショップでは、教員自身が各専攻に分かれてアンケート調査結果を演習の形式で分析し、学生?教員の専攻ごとの特徴や今後の教育のあり方について議論することができました。講演会の最後に、出席した教員と山田准教授の間でさまざまな質疑応答があり、とても有意義なFD講演会となりました。
今回の講演会を機に、新しい視点でのFD活動を理学部全体で展開していきます。
<理学部>