平成25年6月24日(月)、プロテオサイエンスセンターとパプアニューギニア国立医学研究所は、両機関の学術の交流と協力関係を促進するため、学術交流協定を締結しました。
プロテオサイエンスセンターのマラリア研究部門及び寄生病原体学部門において実施してきたマラリアワクチン研究は、実験室内での研究を流行地にフィードバックしつつ有機的に発展させてきました。
この度、戦略的国際共同研究のさらなる発展を目指して、パプアニューギニアにおける共同研究機関の一つとしてパプアニューギニア国立医学研究所と学術交流協定を締結しました。その経緯は下記のとおりです。
平成23年8月に、無細胞生命科学工学研究センター(現プロテオサイエンスセンター)の坪井敬文教授が、パプアニューギニア東ハイランド州のゴロカにある国立医学研究所長Peter Siba博士を訪問した際に、同研究所で得られた流行地住民の血清試料を提供いただき、コムギ胚芽無細胞タンパク質合成系に立脚したマラリアワクチン候補を探索する共同研究について打ち合わせを行いました。翌平成24年5月、同研究所Peter Siba所長らが、無細胞生命科学工学研究センター並びに大学院医学系研究科寄生病原体学部門を訪問し、マラリアワクチン候補分子の探索の共同研究、及び学術研究交流協定締結に向けた打ち合わせを行い、協定締結の合意が得られ、今回の調印に至ったものです。

協定書
<プロテオサイエンスセンター>