平成25年7月31日(水)?8月9日(金)、三浦教育振興財団奨学生が海外研修に参加しました。
公益財団法人三浦教育振興財団は、優れた能力と学ぶ意欲をもちながら、家庭の経済的理由で進学が困難な学生を援助する目的で、平成2年4月に設立されました。本学でもこれまで多くの学生が三浦教育振興財団から奨学金を受け、充実した学生生活を過ごしています。
また、財団の費用負担により、奨学生が海外研修に参加できる制度があります。今年度は、農学部2回生の荒瀧三千丈さんを含む奨学生5人が参加し、トロント?ナイアガラ?ブランフォードを訪れました。
荒瀧さんは、将来植物工場の研究のためにオランダへ行くことが目標で、外国の文化を学ぶにはその場へ出赴き直接触れることが大切であると考え、この研修に積極的に参加しました。
研修2日目にトロントを訪れ、ミュージアムを見学し、カナダの動植物や歴史、絵画や現代美術に触れることができ、大変貴重な経験をしました。また、研修5日目にはナイアガラの滝を訪れ、断層の違いにより生じた段差によってできている大自然の産物であることに感動しました。
研修6日目からはブランフォードを訪れ、ホームステイを経験しました。「初めてのホームステイということで、戸惑いはありましたが、とにかく自分がしたいことを自分の言葉を使ってはっきり伝え、片言の英語で外国人に話しかけ、自分の英語を上達させようと努力しました。また、ホームステイ先の方と様々な場所を訪れ、3日間という短い時間ではありましたが、有意義な時間が送れました」との感想がありました。
また、今回の研修に参加し「多くのものを目にし、様々な経験をさせてもらったことで大きな糧となり、これを機に人との縁を大切にし、日本に誇りをもちながら日本人として海外で仕事をしたいと考えました。今後はフランスやドイツなどの国を訪れ、これまで以上に自分の世界観を拡大したい」と意気込みを述べていました。
最後に、今後研修に参加される方へのアドバイスとして「積極性を大切にして、短い期間だけれど目標をもって行ってほしい」とのことでした。
今回、このような機会を提供していただきました三浦教育振興財団の方々に本学より感謝申し上げます。
<教育学生支援部>