平成25年7月17日(水)、医学部附属病院地域医療支援センターが、第4回地域病院見学バスを実施しました。
地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域病院を訪問し、見学や意見交換を行うことで、将来、地域医療を担う医師を目指す医学生に、早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。
今回の見学バスは、宇摩医療圏域の3病院を訪問したもので、医学科3回生6人が参加しました。参加者は、最初に訪問したHITO病院で、神 賀代院長から病院概要の説明を受けた後、四国中央市の安部岳文福祉保健部長から同市の特色の紹介を受けました。その後、同病院にサテライトセンターを開設している本学地域医療再生学講座の畠山隆雄教授から病院内の案内を受けました。
続いて訪問した公立学校共済組合四国中央病院では、寒川晃顕副院長から病院の概要説明を受けた後、内視鏡室、分娩室、手術室等の施設見学を行い、その後、分院の三島医療センターを見学しました。参加者は、宇摩地域の厳しい医療事情を感じ取り、また、院内施設の案内を興味深く見聞きしていました。
見学終了後、同市内で懇談会を行い、訪問病院等から14人の方々が参加し、充実した意見交換ができました。参加者からは「いろいろな病院を回れた。懇談会で多くの先生の話が聞けた。」「医師不足が深刻な地域医療の現状が肌で感じられた。」「地域病院を見学することで、将来研修先を選択するときの比較の基準にでき、また実際に研修医の先生と話すことで知識を深めることができた。」などの意見があり、非常に好評でした。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めてまいります。
<医学部>