平成25年9月18日(水)、学生マイクロ波回路設計試作コンテストで、理工学研究科電子情報工学専攻の松永研究室に所属する学生が結成した「電波工学Aチーム」が「特別賞」を受賞しました。
このコンテストは、電子情報通信学会マイクロ波研究専門委員会が、マイクロ波産業の将来を担う学生に「ものづくり」に対する興味を一層深くしてもらうことを目的として開催しています。本年度は、同学会ソサイエティ大会開催期間中に福岡工業大学内で行われました。
「電波工学Aチーム」は、鈴木将崇さん(工学部4年生)、白神昌弥さん(理工学研究科博士前期課程1年生)、久保嵩志さん(工学部4年生)の3人で結成され、鈴木さんがチーム代表を務めました。3人で協力しながら、マイクロ波回路シミュレータを用いてより広帯域な増幅回路を工夫しながら設計しました。また、プリント基板よりマイクロストリップ線路回路を加工(※)し、トランジスターやコンデンサーなどのチップ部品を半田付けして試作を行いました。
試作した回路は、当日委員会が設置した測定システムを用いて自らの手で測定しました。
測定結果や回路設計の独創性などについて、マイクロ波専門委員により厳選なる審査がなされた結果、電波工学Aチームは「多段フィルタ回路による広帯域整合回路設計」をした点が高く評価され、受賞に至りました。
※プリント基板の加工に際しては、工学部技術部実習工場の協力を得ました。
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